どうもこんばんは、立て続けの須貝です。
現在カスガイ『バイト』絶賛稽古中。毎日毎日一日を無駄なく使い切っている、むしろ足りない感じになってますが、至って元気です。時々大声で叫びたくなりますけど、そういうことも含めて。気持ちがぐわんぐわん動いて困ります。初日は間もなく、6月12日(水)から。詳細は右側にあるのでチェッキングして下さい(怠けてすみません)。観に来なかった人の友達をやめる勢いで頑張ります。嘘です。嘘ですが、観に来てくれたら無条件で一生友達です。拒否しても友達です。
それから落語も観に来てくださいね。7月29日(月)です。まさか今年に入ってこんなにやるとは思ってなかった…。しかもちょうど僕の公演と上手い具合に被らず。いいことです。前も書きましたが、この歳になってうんうんとうなって悩んでいられることがあるってのは、いいことだと思います。死ぬまでそうかもしれないけど。
さらにさらにワークショップもありますからね。6月3日(月)です。ツリメラさんのライブと被っちゃいますが…。皆やっぱツリメラライブ行くのかなぁ…俺も行きたいけど…。ライブに行くことをワークショップの一環にしたらさすがに怒られるかな…。いや、しませんよ。真面目にやります。今月も先月に引き続き役者の身体についてやります。
6月はこの1回だけなので逃さぬようお願い致します!!その代わり7月は3回やります。夏休みですからね。詳細、こちらも右側でチェッキングして下さい。
では、雑記をどうぞ。
・「初期衝動を超える」みたいなことをずっと考えています。
僕の中で、この初期衝動がピークにある状態で臨めた公演というのは3つあって、箱庭円舞曲第九楽章『大人なのにバカ』、カスガイ1st connect『リビング』、オーストラ・マコンドー1.5オーストラ『トーキョービッチ,アイラブユー』です。思い出深い作品は本当に数多いですが、これらは特に、一生忘れない作品だろうと思います。
初期衝動がうまくマッチする作品に初期衝動を以って臨むのはまぁ、恐らく素直であればそれほど難しくはないのですが、初期衝動が必要な作品に初期衝動を失った状態で臨むのは凄く難しい。モチベーションが低いとかそういうことではなく、単純に意識の質がもう変わってしまっているので、難しい。取り戻せない。未熟なりに出し尽くしたということの魅力は、もうさすがに未熟ではないので、持ち得ないんですね。
ではこれをどうやって超えるか、ということを考えている。色々方法はあって、技術だったり時間をかけたりあるでしょうけど、今、一番シンプルで難しいんだけど有効そうな方法は、初期衝動をもう一度持つことだな、と思っています。これ、矛盾してるんです。だって初期の衝動なんだから。でももしこれを常に出来たら、常に凄いことができるようになる。いつも辛いかもしれないけど、代わりにいつも新鮮でいつも挑戦出来ていつも新しい自分を発見出来る。
芸事の世界というのは上を向けばキリがない世界で、そういう世界でいかに上を向き続けられるかということが、いかに長く続けられるかということにそのままなっていくんだと思います。
・兄の家で飼っていた猫のミミが亡くなりました。僕は一度しか会ったことがなくて、でもとても僕によく懐いてくれて、かわいい子でした。
兄にメールでそのことを伝えてもらった時、最初は頭が真っ白になって、すぐ落ち着いて、でもすぐ寂しくなって、もう一度会いたかったなぁと後悔のような、取り返しがつかないということをまず思いました。何も考えられなくなった。
もう一度会いたかったと言ったら兄が、ミミも会いたかったと思うよと言ってくれて、それで凄く救われた。
残された僕らは色々なことを結局は推し量るしかないのですが、去って行った人たちの思い出はもう僕らのものにしちゃっていいんだと思うんです。いつまでも大切にしまっておけるように。そうやって笑って、また会おうと言えたらいいなと、思います。
・僕の好きな人たちが、別れてそれぞれ新たな道を行くと言う。付き合いはもう4人とも7、8年になります。この劇団に関わったこと、いろいろに思い返しました。ありがとうございました。お疲れ様。そして皆、これからもよろしく。
上野さんの文章が、泣ける。凄く分かる。誰も責めないし誰も勘繰らないし誰も見捨てない。見守ってます。一緒に頑張ろう。
今年は色々なことが起こっています。いいことも悪いことも。
何かが何かの形を取ってこの世界に痕を残していくのであれば、どんな出来事も良いや悪いの地平を超えて、意味のあることとして受け止めることが出来るのかもしれない。もしかしたら。
とにかくずっと、命のことを考えています。ごく普通に、ごく真面目に。
皆、梅雨に負けるな。