どうも、須貝です。
突然ですが皆さん、役者をやっているような人間は皆、舞台に上がることが恥ずかしくもなんともないもんだと、思ってはいませんか?
もちろんそういう人は多いでしょうが、皆が皆、そうではないと思います。
僕は、舞台に上がって人前で何かするなんて、恥を晒すこと以外の何物でもないと思っています。未だに。役者を始めてから八年になろうとしている今でさえ。
だって恥ずかしいですもん。
じゃあなんでやってんだろ。それは多分、恥ずかしさを越えてなお、やりたことがあるからなんでしょうな。
お芝居やり始めの頃は「恥を捨てろ」なんてよく言われましたし、舞台に上がるためには必要なんだと思っていましたが、この「恥を捨てる」というのが非常に危険な行為なのだと思うわけです。
恥を捨てるということは、他人を気にしなくなるということですよね。
が、よく考えてみて下さい。舞台に上がって人に観てもらっているのに、他人を気にしなくなる状態になったらいかんでしょうが。
ま、理由はそれだけではないんですが、僕は、「恥ずかしい」と思えることは正しいことだと思っています。「怖い」と思えることも、素直に持っていていい感情だと思います。
それに、舞台上でなんにも気にせずやってる人間より、ちょっとくらい恥ずかしくてもじもじしている人の方が、何となく愛せます。あくまで個人的な意見ですけど。まぁもじもじばっかりされても困るんですけど。
と、いうことで、昨日からパブリックシアターの稽古場に入っての稽古が始まりました。
本番までもう少し。とにかく僕は、恥を晒しつつ頑張っていきたいと思います。
次の投稿で詳細をば。是非ご来場下さい。