2012年2月29日(水)、雑記。 

どうも、須貝です。

閏年ですね。

この仕事をしていて本当に良かったなと思うことは、たくさんの人と出会えたこと。普通の仕事をしていたら、まぁもちろん職種によるんでしょうけど、もし僕が他の仕事をしていたら、きっとここまでたくさんの人たちと知り合うことはなかったでしょう。たくさんの人と出会って、その人生にちょっとだけ、またはたくさん触れて、僕自身も何度も何度も大きく小さく変わってきました。

劣等感に苛まれたり、嫉妬したり、反目したり、僕が一方的に嫌ったり、そんなことももちろんありますけど、多くは助けて頂きました。そういう誰かがいなければ、続けて来られなかった。

何度かここでも、または誰かと話す中でもよく言っていますが、僕は演劇をやっていて楽しいと思ったことがほとんどありません。個人的には恐ろしく辛い作業だと思っていますし、修行だと思っていますし、今でも自分の性格的には向いていないと思っています。なぜやっているんだか頻繁に分からなくなります。
現在僕は1年365日8760時間の内、恐らく1200~1500時間ほど演劇に携わって生きていると思うんですが、その内心から楽しいと思う瞬間というのは総じて2、3時間だろうと思います。その2、3時間のためだけに1年を使うわけですから、恐ろしく非効率的なことをやっているような気もします。もちろん他の時間も自分の役に立ってはいるんですが。

ただその分、恐らくその2、3時間は、恐ろしく濃い2時間なり3時間なりなんだろうと思います。3秒の経験で5年分の衝撃を受けることもありますから、時間の量なんてものは眉唾もんですね。

忘れられない時期というものもありますね。誰かと過ごしたある特定の期間とかね。
掛け替えのない時間というものもありますね。一日の内で過ごすある時間とかね。

だから何が言いたいの?と言われそうですね。

なんとなく、今までは、大事なのはそういう凝縮したある瞬間だと思っていました。その時間の量が増えればいいのになーと思っていました。
しかし最近思うんですが、そういう凝縮した時間のために積み重ねる時間ってやつも大切ですよね。つまり例えば今とかね。本番に向けての今の時間とかね、稽古ってほんと、そういう時間ですからね。

とかとか、例えば今の僕の人生とかね。今の僕はほんと、まだまだなんですが、まだまだ過ぎて諦めそうになってしまうんですが、この積み重ねた時間が何に結びついていくのかなーとか、楽しみに思えたりする余裕が、あるといいなーと。

僕はせっかちで短気でよく見栄を張るので、すぐ結果や分かりやすいものを求めてしまいがちなんですが、まぁそれも必要なんですが、焦ってもほんといいことないなーと最近よく、痛切に思い知らされるので、命を繋げる範囲で、のんびりやっていこうかなと思ってます。

3月6日から始まる本番は、男ばっかりの本当に気楽な楽しい現場で、でもやっぱり皆ちゃんとプロだから、スタンスとして凄くいやすい。気持ちが楽です。僕はイケメン枠でもありませんし面白枠でも引けを取りますし、箱庭にいるおこぼれで出演しているような所がありますが、どんな理由であろうとこの場に選ばれたことは絶対にチャンスなので、四の五の言わずに獲れるものをぶん獲りたいと思います。

そしてお客さんに、「誰かのファンだから来た」という以上の満足を得て頂きたいです。お芝居のクオリティに純粋に貢献するために呼ばれた人間ですからね(いやもちろん皆そうなんだけど)、集客で還元できない分、その辺はきちっと履き違えずに仕事をしたいと思います。

その上で、僕も10年分くらい楽しみたいですね。

お楽しみに。

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