monophonic orchestra 3rd 『浮遊』

どうも、須貝です。

前述の『富裕』の一週間後、今度は本公演を行いますよ。

3人芝居。女2人、男1人。

出演が決まっているのは黒田育世さんのダンスカンパニー、BATIKより伊佐千明さん。ダンサーさんとお仕事をご一緒してみたいという須貝のなんでもない思い付きから、まさかの展開で出演して頂けることになりました。
そして僕の頼りになる後輩、大石憲くん。モノフォニフルコンプ男です。

この2人に加えて1人、まだ決まっておりませんが女性に出演して頂きます。

どっちつかずでどこにもつかず、
どこにもつけずに従わず、
孤立したけど心では、あなたの帰りを待っている。

そういうお話になると思います。

monophonic orchestra 3rd
『浮遊』

時期:2012年8月24日(金)・25日(土)
会場:新宿眼科画廊スペース地下
チケット:前売・当日共に2,500円

出演:

伊佐 千明(BATIK)
大石 憲

ほか。

あらすじ:
天児由佳は伯父が営む探偵社に勤めている。彼女には12年前に失踪した姉がおり、今年の3月に亡くなった祖父の遺産相続の関係で姉の失踪届の提出を家族に頼まれていた。それはつまり姉が法的に死亡したことを証明する書類であり、彼女がそれを提出するまでの期間は10日間しかなかった。

そんな時、元恋人の佐東優一から同居人で小説家の樋口綾子を探して欲しいとの依頼を受ける。彼女は幼い頃母親から虐待を受けており、一時佐東家に身を寄せていたことがあった。由佳は綾子をすぐに見つけるが、彼女から「私の居場所を優一に教えないで欲しい」という新たな依頼を受けることになってしまう。

相反する依頼者2人の間で揺れながら、10日間の期限は刻々と由佳に迫って来る。
なぜ綾子は優一の元を去ったのか、
綾子の母はなぜ死んだのか、
優一の父はそこにどう関わっていたのか、
綾子と優一はなぜ自分たちを共犯者と呼び合うのか、
由佳の姉はどこへ行ったのか、
どこにも向かえなかった魂は安楽を見出すのか、
届かなかった言葉は音速でどこへ飛び去るのか、
私やあなたはどこにいるべきで、
ここはどこで、
私たちはそれを本当に分かっているのか、
分かることが出来るのか、
帰ることが出来るのか。

涙が出るほど切実に、帰るべき場所を求める3人の、
10日間であり12年間であり23年間の物語。

チケットの予約方法などは追って掲載致します。進行状況を逐一ご報告していきますのでお楽しみに。

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