須貝×Japanese純文学

どうも、須貝です。

何度も告知ですみませんが、monophonic orchestra extra#2『富裕』は絶賛チケット発売中。しかももう明後日初日です!!迫ってるね~。ご予約はこちらから→http://ticket.corich.jp/apply/37881/

さて、今まで発表してきませんでしたが、今回須貝は朗読やります。主宰者業務に追われてきましたが、役者須貝も挑戦しますよ!!純文学ってやつにね…!!

で、何を読むかを発表いたします!!ドンドンーパフパフ(純文学に程遠い)!!

11日(土)14時……太宰治 『きりぎりす』
15日(水)13時……梶井基次郎 『檸檬』

以上の2作品を朗読します。
いずれも僕の大好きな2篇。楽しみでんなぁ。

太宰さんは僕は中期の作品が好きで、初期とか後期とかはちょっと遠慮してきたんですが、最近は好き嫌いせず読んでみようと手を出しております。
とはいえ中期が好き。『きりぎりす』も中期を代表する作品です。しかも僕が好きな太宰さんの女性告白体の文章。何かが始まって、終わるまでの物語。書き出しが横面をいきなり張るような力強さと衝撃を持って訴えかけてき、日本を代表する名文の一つだと僕は思っています。

僕も、女性が主人公になる話を圧倒的に多く書いております。なんなんですかね。男性の、女性への憧れなんですかね。

梶井さんの『檸檬』は我が友・本郷剛史くんに頂いたのをきっかけに最近再読。ちょっと企画として、もしかしたら今後何かあるかも…という想定のもと、今回挑戦してみることにしました。そちらも是非是非お楽しみに。

それはさておき、男性の、力強い文体。同じ男性でも太宰さんのとはまた違いますね。そりゃ当然ですね、違う人間ですもの。
読み直して気付いたのですが、これ、町は京都なのですね。ついこの間京都に行った、その雰囲気がやけに思い出されて、どうも一緒に町を歩いているような、闊歩しているような、そんな気分になります。最初に読んだ時もやたら歩いているイメージがあったので、これは、歩く人の文学なのでしょう。

どちらも、僕が多分一番楽しみにしているような気がします。一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

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