ロンリー一人旅ジャーニー~棒の数が多い~

先週の12日に本番を終えたのですが、その後三日間は相変わらず忙しく過ごし、ようやく16、17日に時間が取れたので、箱根へ行ってきました。

そもそも同期の坂田直子さんにユネッサンの半額チケットをあげると言われたことから企画した旅行だったのです。遠すぎると疲れるし、近すぎてもつまらないというチョイスで、最適な場所だとも思ったわけです。

しかも一人旅。別に一人が好きなわけじゃないんですが、旅行でも買い物でも他人に合わせて行動するのがあまり得意ではありません。というか嫌いです。街を歩いていても、他人の速度や歩幅に合わせることに過度のストレスを感じるほどです(それで彼女が欲しいとか言ってるんだからおこがましいよね)。
人に合わせると帰って気苦労しそうだと思って決意した一人旅でした。

…が、それが間違いだった。

まず箱根は微妙に遠い。電車を乗り継ぎバスに乗り、やっとこさ着いたと思ったらチェックインが15時。三時間の待機中にロビーで寝るという、まさにディズニーランドのお父さん状態。悲惨です。

そしてようやく入った部屋もタバコ臭い。非喫煙者なのでかなり辛かったです。まぁ一泊三千円なので文句は言うまい(普段は七千円くらいなんだそうだ。春のキャンペーンかなんかで安くなってました。にしても儲けを度外視してないか?)。

さらに追い討ちをかけるように、部屋に入って一段落、辺りを散策にでも行こうと思ったら、雨。大降り。もう死んでしまおうかと思いました。

でもまだそんなのは、物理的なこと、堪えればいいだけの話です。しかし本当の辛さは他にありました。

春休みということは自分も含め、世の大学生はみんな春休みなわけで、観光地である箱根に大学生がたくさんいるのはさして珍しいことではないでしょう。そして親子連れも。

あの目…彼らのあの目。「あんた一人で何しに来たの?」とでも言いたげな…あぁ、今すぐ消えたい。クラムボンになりたい。木の周りをぐるぐる回ってバターになって溶けてしまいたい。いっそのこと、「自分探しの旅です」とか、「死に場所を求めて」とか言ってやりたかった。辛すぎる仕打ちでした。もうその時点で帰りたいと思った。

二日目は雨も上がって晴れ渡り、すがすがしい朝と共に訪れたのでした。

が、さっそく僕の心を挫く出来事が。
その宿は朝食付きだったんですが、またしても大学生の一団が朝食会場を占拠。もう座る席もないほど(かどうかは実際分からないが、心理的な圧迫が)、彼らは蠢いていました。うざい、うざすぎる…いっそのこと全員死んでしまえばいいのに…あぁ、なんで俺は朝っぱらから人の死を願わなければならないんだ…

元々集団で何かをするのが嫌いで(今までの話を総合するとかなりの人嫌いに思われそうだが、違います。根は寂しがり屋。それが厄介でうざいと個人的に思う)、高校を選んだ時も、修学旅行がないということが理由でした(なんだそりゃ)。

例えばテストなんかで「始め」の合図があると、みんな一斉にページをめくりますよね?僕はそれが嫌でわざとタイミングをずらしてゆっくりとページをめくったりしてました。何の意味もない、人間の小ささを表すエピソードですな。

とにかく僕は一気に虚脱してそのまま部屋へ戻り二度寝。起きたのは13時半でした。

そんなこんなでユネッサンへ行くこともためらってました。しかし半額チケットもせっかくあることだし…なんてウジウジ思いながら結局向かったのですが、その先はパラダイス!!パラダイス銀河(意味はない!)!!当たり前のことに僕は気づいたわけです。

~つづく~

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