今日の朝は寒くて、目が覚めつつも一時間ほど布団から出られなかった、意思の弱い須貝です。
今、とある現場に音響として入ってるんですが、今日が仕込みの初日でした。ノルウェーから来た女優さんの一人芝居で、イプセンの没後百年の記念事業の一環として早稲田にやってきたんですね。演目の内容をほとんど知らないんですが、「人形の家」をやるようです。
早稲田に最近新しくできた小野記念講堂という、本当は劇場じゃないんだけど劇場っぽい、実は教室らしい場所でやってます。ややこしい上にいろんな設備が中途半端です。
で、もちろん通訳さんとかいらっしゃるわけですが、会話はほとんど英語。打ち合わせというか、作業中のコミュニケーションも英語。理解はできるんですが、いざ説明しようとしたり、確認を取ろうと思った時に、言葉が出てこない。
こういう時に受験英語のこととか思い出したら全然喋れないんだなぁと痛感。「前置詞が、態が…」とか考えてる間に思いつく単語出した方が案外通じたり。今年の四月も同じようにイギリスからお芝居しに来た人たちの公演で同じようなことやってるはずなんですが、性懲りもなく同じようなこと思ってます。
何が悔しいかって、ノルウェーは別に英語が第二言語とかじゃないということ。いい人たちですが、「何で喋れないんだ」と逆に不思議な様子で、僕が片言の、しかも意味も通じない言葉を四苦八苦しているのを必死に理解してくれようとしている姿に、自分が情けなくなりました。
こうなったら駅前留学か、とも思いましたが、何か必要に迫られないと、言葉はやはり覚えられない気がします。たとえば今回のように仕事でどうしても必要、とかいう危機感があると、やはり必死になるわけで、こういう場合はこう答えようとかああ答えようとか、あれはこう言うんだ、などということも覚えなければならないわけで、やはりこれも前回同じように思ったのですが、今回も同じように実感。行くか、海外。
俺がもし海外の人間だったら絶対日本人カモにするだろうなぁとつくづく思います。だって自分とか、なんか分かる気になって、分かった気がしてホイホイ付いて行って身ぐるみはがれるタイプだと思いますもん。やだなぁ。
○外国人に紹介したい日本の文化
１．合コン（Go-Con）
・行ったことありません。合コンを知らない日本人が、合コンを知らない外国人になんとなく雰囲気でイメージ的な合コンを無理矢理レクチャーしてみるのはどうでしょう。グダグダなコールとか。
・王様ゲームはKing Gameってことになりますが、なんかあれですよね。
・是非合同コンビーフとか合同コンゲームとか合同コンセントレーションの略だとうそぶいてください。
２．天下り(Amakudari)
・どうなんですか、天下りって。優秀な人って出世できないんですか。お金稼がなきゃ、人って偉くないんですか。
・関係ないんですけど、森善郎ってどうやって総理大臣になったんでしょう。どうやって自民党で最大派閥作れたんでしょう。お金ですか。それとも神輿に乗せやすかったんですか。だってあの人バカじゃないですか。ブッシュと比肩するじゃないですか。
３．セクハラ（Sec-Hara）
・てかこれは、日本文化なんだろうか？セクシャル・ハラスメントだしなぁ…
・もちろん、社内で女子社員の前で猥褻な本を見たり、猥褻な画像を見たり、女子社員の肩を揉んだり、「彼氏と毎晩してるの？」とか聞いたりするお決まりのパターンを紹介すべきです。
・アメリカのセクハラを想像すると、なぜかポルノっぽくなるんですが、どうなんですか、僕は。
４．ビールかけ（Beer-Kake）
・大リーグもやってたっけ？やってた気がするが、無理やり日本文化に認定。
・F-1のシャンパンかけの方がどうしたってオシャレに見えてしまいます。
・でも鏡割りなんかは喜ばれそうですね。
５．えんがちょ（Engatyo）
・これすごいですよ、インド人とかカナダ人とか中国人とか、とにかく世界各国の人がやってる所を想像したら、なんか戦争ってこれで済むんじゃないかって思いませんか？…そうですか、思いませんか。
・さらに発展して村八分とかすごいですよ、出てけって、小規模の難民ですから。笑えませんよ。
・アメリカ人とかに指の形作ってもらって、「Engatyo!!」ってすっごい叫んでほしいですね。
６．オタク（Otaque）
・フランスにも多いんですって。日本のコミックとか好きな人たくさんいるらしいです。コスプレもしたり。日本人とフランス人ってイメージ的にはあんまり結びつかないんですが、何が共通してるんですかね？
・最近中野を歩いているとリアルに増加している気がします。これで中野も猫とおばあちゃんの多い街から、ヤンキージャージとオタクの多い街に様変わりですよ。
あぁ、英語で会話したい…カワイイ外人さんと。