お正月に観たい映画。

このお正月、というか一月はわりと自分的に観たい映画が集中しております。どうせ一人で観に行くわけですが(元々そうですが。ライブも美術館も一人で行く方が圧倒的にいいと思うのですが)、何本ハシゴしようか、なんて考えてます。

1.『硫黄島からの手紙』

・僕が最も尊敬する映画人、クリント・イーストウッド監督の作品、渡辺謙さんが主演で話題を呼んでいますが、伊原さんも二宮君も気になる。

・ハリウッド映画における日本の描かれ方って、「は?」と思うことがままあったんですが(大体日本人を演じるのは中国人なんですね。もしくは日系の人)、日本にこれだけ優れた役者がいるのに、と思っていたであろう日本人感情を汲んでくれたのか(もちろんそうではないだろうが)、いい配役ですね。『パール・ハーバー』みたいな愚行も繰り返さないで欲しい。

・戦争映画を自ら進んで観ることはほとんどありません。なぜならあまり好きじゃないからです。こういうことは言ってはいけないと思うのですが、「戦争」という一つの事実の大きさに、物語としての精緻が誤魔化されてしまう場合がある気がして(事実そうやって誤魔化している輩も確実にいて)、それをエンターテイメントとして考える場合にフェアじゃないかな、と思うことが多かったんですね。戦争の辛さを伝えるためならドキュメンタリー映画観れば?なんてひねくれたりして。

・でももう本当に本腰を入れて伝えよう、残していこうと思わなきゃ残せないくらい、年月が経ってしまったんですよね。しかも物語としての重みも、この作品に関しては期待できると思っています。

・さらに、本当はこの映画、日本人が作って、海外に対して発信しなきゃならない映画だった。そういうもどかしさもあって。だから観に行きたいなと思っています。

2.『マリー・アントワネット』

・僕の愛するキルスティン・ダンストがマリー・アントワネットに。しかも監督はフランシスの娘、『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラです。

・何度も言うけど、愛するキルスティンがマリーです。「パンがないならケーキを食べればいいのに。民衆ってバカね」とか言っていたとしても許してしまいそうで怖い。最終的にギロチンで死んじゃうのかぁ、なんて考えると今から胸がキュンとなります(乙女のように)。

・何の予備情報もなくこれを書いてますが、史実に基づいたものなんでしょうか、どうなんでしょうか。そこん所は分かりませんが、楽しみです。

3.『武士の一分』

・山形県出身ですから。チェック済みですがな。

・木村さんのお芝居、色々いう人はありますが、『ハウルの動く城』とか僕は好きでした。

・『たそがれ清兵衛』も観ていない。借りてみようかな。

4.『ルナシー』

・ドラムの真矢で有名なバンドの方ではありません。チェコの鬼才、ヤン・シュヴァイクマイエル監督です。映画とこの人自体はうちの兄に紹介されました。

・知らなかったんですが、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の挿絵とか、彼が手がけている本を発見しまして、欲しいなぁと思ったんですよね。

○心配な映画

・『鉄コン筋クリート』…面白いのかなぁ。観たいけど。原作が好き過ぎるために拒否反応を起こす人はたぶんいるでしょう。

・『大奥』…遠くから見守っていたい。

・『エラゴン~遺志を継ぐ者~』…何年かに一度出る類だったはずの映画だが、ここ最近こういう映画、増えてきている気がする。世界が皆ピーター・パン症候群化か。ドラゴンライダーって。

・『沈黙の奪還』…スチーブン・セガールの体が心配。

さーて、何観に行こう。

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