主人公を考えよう。


どうも、須貝です。

この間、髪を切りに行きました。

僕、短い髪が好きなんですね。坊主が似合えばずっと坊主にしていたいんですよ。だから毎回「短くしてください」って言うんだけど、あんまり切ってくれないんですよ。で、「もっと短く」と言うと、必ず美容師さんは止めにかかるんですよ。「もっとですか?」って。

俺が短くしたいって言ってんだから短くしてくれよ!!そんなに短い髪似合わんか!!しかも毎回行っている所で毎回同じことを言われるので、面倒で仕方がありません。もう俺のカルテに「この客はとにかく短くしとけば満足する」って書いといてくれ!!

先日終演した箱庭円舞曲のことを思い出して、「きっとまたすぐ来るように、短く切りたくないんだ」と思うことにしました。けっ。

さて、その話とは全く関係なく、今回は主人公の名前と設定を考えたいと思います。あくまで名前と設定だけです。

現在我が家の兄弟ブログ、「今週の須貝兄弟」で、僕は様々なセリフについて書いていますが、それと同時に気付いたこと。

漫画には破綻した名前が多い。

何を今更とお思いでしょうが、これは少年漫画に限ったことじゃありませんよ。だって「クロサギ」の主人公の名前は「黒崎」じゃないですか。「めぞん一刻」も登場人物の名前皆面白いじゃないですか。

つーことで、考えます。

○こんな主人公が出てくるマンガは、きっと十週打ち切りで単行本も危うい!!

・天高 翔(てんたか かける)

…空々原小学校三年生。夢はスカイダイビングで世界一になること。「てんたか」って言いにくいので、皆「かける君」と呼びます。

…結局翔けてはいません。落ちています。スカイダイビングで世界一ってどういうこと?と、思った方はウィキでぺディって下さい。

・尼崎 兵伍(あまがさき ひょうご)

…チャキチャキの神戸っ子。実家のお好み焼屋を切り盛りする高校二年生。

…五ヶ国語(日本語、カビル語、ソト語、バントゥー語、スワヒリ語)を話し、テニスで日本一を目指す。設定ごちゃ盛りで名前を含めて紛らわしい奴。

・芝 居太郎(しば いたろう)

…自他共に認める芝居バカ。毎回無茶な役作りが破綻しているギャグ漫画。

…100キロを越える巨漢の役をやるためにバカ食いするも、半端なデブに。そこで脂肪注入を思いつき、手術代を稼ぐためにバイトしまくったら、バカ食いした分全部なくなるくらい激ヤセした、みたいなエピソードを毎週。

・一刀 両&一刀 断(いっとう りょう&いっとう だん)

…剣道が死ぬほど強い兄弟。兄は中学生、弟小学生で共に日本一。最終的に兄弟対決になる。もしくは悪い奴らを倒す。

…決めゼリフは、「二人合わせて一刀両断だぜ!!」。売れる気配なし。

・山丘 登(やまおか のぼる)

…登山家。時々丘にも登る。

…それ以外特に何も思い付かない。

・相戸 瑠夜(あいど るよ)

…アイドルの卵。歌って踊れて芝居も出来て最終的にはエッセイ本を書き百万部売って映画化される、究極のアイドルを目指す。

…決めゼリフは、「なめんじゃないわよ!!私はアイドルよ!!」。売れる気配なし。

・今路 成男(いまじ なりお)

…妄想癖があり、自分が想像したことが全て現実になってしまう。

…余談ですが、こないだ初めて「ソラニン」を読みました。買います。

・阿波 風久(あっぱ ふっく)

…高校生ボクサー。父である阿波 勝人(あっぱ かっと)もかつては有名なボクサーだったが、風久を守るために起こした暴力事件で無期限に免許を剥奪される。現在はセコンドとして、二人で共に世界を目指す。

…ライバルはストレ伊藤。南米帰り。

物語を書く時に楽しいのは名前を考えること、悩むのも名前を考えること。「平平 平平」という人が実際にいたそうで、「ひらだいら へいべい」と読むんだって。

事実は小説より奇なりです。

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