今時の衝撃アニメ~蛙男商会~

最近の主張のないアニメ、秋葉ブームには本当に辟易ですね。

こんばんわ、須貝です。

最近深夜にやってる謎(でもないんだろうけど)のアニメがありまして、はまってます。

蛙男商会という所が作っているらしく、シュールなギャグと可愛らしいキャラがいい感じです。詳しくは

http://www.kaeruotoko.com/index.html

をご覧あれ。

まず言えることは、設定がぶっ飛んでいる。一体どこの誰が古墳なんかを主人公にしようなどと思うだろうか?例えそれが今をときめく女子高生であったとしても、その子が前方後円墳である時点で感情移入できない。あの鍵穴型の前方後円墳が歩くのである。しかも達者に。そして突き飛ばされたりすると中の人が飛び出ちゃったりする。そして恥ずかしがったりする。うーむ…

物語自体はかなりシュールで時々ブラック。まずキャラの設定がおかしい。主人公のコフィーちゃんは今時の女子高生前方後円墳ギャル。そしてコフィーのパパとママ。「パパは頑固一徹の性格で中古車販売店を経営。ママは平均的な古墳主婦だが、20代の頃にマクラーレン・ホンダのピットチームに入り世界を転戦した経験があり、今でも10秒フラットでタイヤ交換が出来る」って…なんだそれは。

コフィーちゃん憧れの男子はニントク君。もちろん大阪・堺市の仁徳陵古墳のことなのだろうが、世界最大の前方後円墳なだけあって、その名を聞けば悪人も退散する。もちろん長身で逞しく、家柄もよい(そりゃ天皇の墓だからね)。

級友のダニエルは四隅突出型墳丘墓高校生。何度でも言うがそんな高校生はいない。そして墳丘墓のため、クラスのみんなに苛められている。もちろん、墳丘墓は古墳ではないからだ。

個性的なキャラクターもさることながら、ストーリーもぶっ飛んでいる。まず人間と共存してしまっている古墳たちを、どう処理すればいいのか、少々悩む。担任は桶狭間先生という落ち武者だ。かなり高いギャグセンスを随所に感じるが、ほろりとさせられる話も。必見である。

現在テレビ朝日で水曜深夜に放送されている。
「秘密結社鷹の爪」というもうひとつのアニメと二本立てだ。こちらも面白い。頼りない総統といい加減な構成員の吉田君、人間くさすぎるヒーローのデラックスファイター(戦闘は主に示談金で解決)、破壊的なクマの博士。そして苛められてついにピザの配達員になったフィリップ(島根県出身)。

深夜の時間帯に垂れ流すように放送されているアニメとは一線を画したアニメである。ぜひぜひご覧あれ。

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