もう若くない。

ワールドカップも終わりましたね。その頃の燃え尽きからだいぶ立ち直れず、気付けば十日近く更新していませんでした。

決勝戦なんかはジダンの衝撃の退場なんかもあってちょっとしこりが残るというか…イタリアも八百長やらなにやらであまり応援する気にならなかったし。

とはいえジダンはMVP、流石と言えば流石ですが。クローゼ、カンナバーロ、クリスチャーノ・ロナウド、メッシ…あげればきりがありませんが、スター選手の活躍、そしてベテラン選手の名人技が光りましたね、今回の大会は。決勝トーナメント入って準決勝あたりまでが一番面白かったような気がしますね~。

が、みなさん、ワールドカップ決勝のあの日、もう一つ、すごい試合がありましたよね。
そう、ウィンブルドン男子の決勝です!!いや~今年も凄かったですね。

ロジャー・フェデラーと、ラファエル・ナダル、「芝の王者」と「赤土の王者」、両雄の対決となりました。

とか言ってもあんまり知ってる人はいないでしょうが、フェデラーはなんとウィンブルドン三連覇、この間の決勝は四連覇をかけた試合で、ナダルもフレンチ・オープン二連覇、現在クレーコートで60連勝中(確か)という怪物なのです。

実は僕、ナダルのファンで、最初に彼を知ったのは確か去年のフレンチオープンの決勝、ローランギャロスの赤土で必死こいてプレーする彼の姿を見て、なんだこいつはと思ったのでした。とにかく拾う。拾いまくる。そしてドロップショットを打ちまくる。その勇猛果敢で力強いプレーが印象的で、思わず応援してしまいたくなったのです。その時の彼が確か19歳でしたから、そっちの驚きも大きかったですね。

僕も何度かネタで使わせてもらってる松岡修造大先生が解説だったんですが、なぜか相手の選手びいき。ナダルの守りのテニスが(別にそうは思わないけど)お気に召さなかったらしく、しきりに相手を褒める。が、ナダル優勝。修造、ちょっと落ち込む。なぜだ!?と、思った記憶があります。

そして今年のフレンチオープン。フェデラーとナダルという夢の対決。この組み合わせは去年のフレンチオープン準決勝でも実現しておりまして、フェデラーはそのリベンジに燃えていたと言えます。本当にすごい試合でしたね~。

やっぱりフェデラーは芝っていうイメージがあったもんでクレーでもやっぱ強いんだって驚いた記憶があります(失礼な)。が、それすらねじ伏せてやはり勝ったナダル。二連覇。この人がまた赤い土にまみれるのが似合うんですよ、実に。顔もスペイン人らしく彫りが深くて濃いし。対するフェデラーはテニスの王子様を地で行っているような人で、爽やか、やっぱりクレーコートは似合わないぜ、とおよそテニスと関係ないことで色々判断しているのですが、それがまた今年のウィンブルドン、しかも決勝で同じカードが実現するとは誰が思ったでしょうか。

フェデラー自身が試合後に言ってるんですが、ナダルがまさか決勝にまで上がってこようとは誰が思ったでしょう?クレーのイメージが強くてウィンブルドンで勝ってくるとは僕も全く思ってなくて、最初2セット取られた時は「やっぱりダメか」などと思ったんですが、第3セットを見事に奪取!結局第4セットを取られて負けてしまうんですが、ナダルのガッツポーズは印象的でした。来年のウィンブルドンでもかなりいいとこまで行くんじゃないすかね~!!(単にミーハー)

しかしフェデラーが強い。サンプラスの記録を塗り替えるんじゃないですかね、四大オープンの制覇の数の。だって強いし美しいんですもん、プレイが。(テニス素人のため、全てが抽象的)

ナダルも若いしワールドカップでもついに年下が活躍し始めたし…一体俺は何やってんだと思った同年代が、日本に二百人くらいいればいいなぁと思う今日この頃です。

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