寒くなってきましたね~。
最近少しダウナー気味な私ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。冬になるだけで気持ちが塞ぐ人も多いでしょうが、楽しいこと(スキーとか)考えながら、適当に流しながらやり過ごしていきましょう。
さ、て。イケメン、演技派俳優は腐るほどいるハリウッドですが、ダメで情けない男を演じさせれば右に出る者はない、それが「ハリウッドのモト冬樹」こと、ニコラス・ケージ。やはり彼にかっこよい役をやらせてはいけません。天使とか刑事とか脱獄囚とかね。
で、そんな彼が見事にダメで情けない役を演じてる映画がこれ、「The Weather Man」です。
家庭も壊れ、奥さんにもそっぽ向かれ、父親との距離も計りかね、うまくいっているのは仕事くらいだけど、街を歩けばフロスティやらパイを投げつけられ…街で天気を聞いて来る人に悪態を吐く天気予報士、そんな始末。
皆彼と同じように生きることに苦しんでて、悩んでて、怒ってて、誰かをぶん殴りたくて、愛されたくて、出来れば上手に愛したいのです。そんな共感を抱いてしまったり。
僕にとって両親との関係って「いかに愛されるか」、なんとかして愛して欲しいと思っていつも接していたと思います。僕は兄弟がいるんでやっぱり自分と比較してみたり、兄弟の誰よりも愛して欲しいから話を合わせたり分かってるフリしたり、要はご機嫌取ってたわけですが、僕の両親だってバカじゃないし僕も思っていることが表にすぐ出てしまう人間なので、そういうちゃっちい計略はすぐにバレてしまいます。だから僕の両親なんかは気に食わなかったろうなぁ、と。
まぁそんなことはべつにどうでもいいんですが、本当の信頼関係があれば愛されたいなんて思わないんでしょうけど、誰からも愛されたいといつも怖くてビクビクしている私は、一体どうにかなるのかと絶望してみたり。別にそんな映画じゃありませんが、そんなことを考えてしまいました。
フロスティ投げられるニコラス・ケージがほんとに可哀相。でも彼のニヤけ顔がほんとムカつきます。さすがですな。