2013年11月5日(火)、雑記。

どうも、須貝です。

以前は、と言っても四、五年も前のことでしょうか、このブログではもっとネタのような、どうだっていいことを書き綴っていた気がしますけど、いつの間にか真面目ったらしい、説教臭い文章ばかり並ぶようになったような気もします。歳ですかね。
長い文章を真面目に書いていれば僕という人間がとても真面目なように思われるかもしれませんが、そうでもないと思います。結構色んなことを誤魔化したりサボったりしているもんです。忙しいフリをするのは得意です。忙しい忙しいと言いながら、しかし何もなくなってしまうと不安になるので、結局何かをやってしまう、もったいながり、貧乏性が自分の首を絞めることも多々あるのかもしれません。

「君のブログやツイートはなんか、偉そうだよね」と笑って言ったあの人も今は亡く、思い出が霞むのを恐れるように、その言葉を最近はよく思い出しています。この間ちょろっと参加した撮影でも須貝さんはなんか偉そうと言われました。

早く自分の根拠のない自信や、なぜか偉そうになる態度に、実質が追いついて欲しいもんです。

こうやってたまに雑記と銘打って文章を書いていますが、「雑」と付く言葉が結構好きです。
雑記、雑誌、雑多、雑踏、雑談、乱雑、雑草、雑学、雑然、雑念、雑魚、粗雑。
「雑」という言葉には、大事ではないから捨て置かれるけれど、それでも根強く離れ難くまとわりつくものというイメージがあります。

今はmonophonic orchestraの準備に邁進しています。脚本自体は稽古初日に書き上げましたが、まだまだ手直し中。もっともっと、書きたいこともやりたいことも伝えたいこともたくさんあるので、それをいかにシンプルに強く分かりやすく伝えるか、そういうことのために書き直しています。

通年WSも六日(水)で最終回。長かったようで、あっという間の一年間でした。今年はたくさんのことがあって、叶った目標があって、大きく変わったこともあって、なくしてしまったものもたくさんありました。

僕の活躍や成長を一番見て欲しかった友も逝き、今まで自分は何をやっていたのか、なぜ三年前にもっと頑張らなかったのか、五年前にチャンスに賭けなかったのか、十年前になぜ十年後のことを考えなかったのか、悔やまれることばかりが多くて、先を行こうとする僕の足に絡みつきます。そういう年齢なんですか?年齢のことばかり話していますね。もうすぐ二十九になります。

「後悔先に立たず」という言葉が嫌いです。当然だから。後で悔やむから後悔なんだから。先に立ったらそれは何だ?後で振り返ってベストだったと満点をつけることが出来たとしても、それでも足りなかったと思うだけです。必死にやっても足りなかった自分を認めるだけで。清々しい負け試合を、後何回繰り返したら勝てるんでしょうか。そもそもこれは果たして、勝ち負けのあることなんでしょうか。

休日に街を行き、子供を連れる、自分と同い年くらいの夫婦を見ることが多くなりました。もしも子供がいたらこんな風に人生は歩めない、逆に言うと今のままでは子供を持つような生活は出来ないということなのだなぁと思ったり、だから子供を持つことは凄いと思ったり、彼らは彼らで僕のことを羨むのだろうかと思ったり、上を目指すということは他人に嫉妬することなのかなぁと思ったり、街を行く人の頭の中に入り込んでみたいと思ったり、特に人のことに興味はねぇなと思ったり、なぜこうやって文章を書いているとちょっと泣きそうになるんだろうと思ったり、します。

来年の目標。
小説を一本書き上げる。
モノフォニの公演を二本打つ。これは新作と再演一本ずつになると思います。
海外に行く。仕事でも旅行でも。仕事ならなお良し。
映像の仕事を一つでも、何でもいいからする。

大事な人を立て続けに失って思うのは、いつか自分も死ぬのだという恐怖では全くなく、それは一切なく、やはり、自分の大切な人がもうこれ以上失われなければいい、頼むから置いて行かないでくれと、祈るように思うんです。祈っているんです多分毎日。

誇るべき立派な理由なんてない、それでもやりたいやめられない離れられないことを大事に思うために、必要なことを選んでいきたいんです。

「あんた、いつになったら彼女できんのよ?」と小馬鹿にするように微笑んだあの娘は浮世を離れ、今頃は天国で悠々としているのでしょう。辛いよなー。もう一度会いたいよ。

11月の帰り道、陽が去り暗く沈んだ京王井の頭線沿いのアスファルト、後ろから迫ってくる荒い息は通り過ぎてジョギングの男、足音、街灯を見上げて立ち並ぶ団地の部屋部屋を視界に入れて、帰って何をするでもなく、ただ歩いて、行き着く先が幸福の入り口であればいいと思い、今日もこの時間に腹が減って、何か食べようかどうしようかそれともやめておこうかと逡巡する。出来れば美しく上手に生きたいと思い、出来なかったと知り、それでも前を向くためにどうしたらいいかをいつまでも考えている。人を憎むことも愛することもほとんど同じになり得るのだとあの人を想って思い、今は幸せ?と聞かれて迷いなく幸せと答える。だって幸せだから。僕が生きている限り僕は生きているから。投げ出さなくて良かった。投げ出さなくてありがとう。掴んでくれてありがとう。畜生と糞ったれを世界に吐いて、今日も寝ます。寝て起きたらそれが明日だ。以上。今日の雑記でした。

あ、IKEAで服入れるために棚買いました。届くの楽しみー。
今度こそ本当に、以上。今日の雑記でした。

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