秋の夜長に。

どうも、須貝です。
秋ですね。

どうにも眠ることができなくてブログを書くという、せっかく色々片付き始めてゆっくり眠る時間が出来たのに。目が冴えます。

間もなくゲキ★BAR本番です!!仕上がってきとります。短編集なので他の作品も観て頂きたいです。人が多く関わると、それだけ面白が多岐に渡りますね。詳細はこちらから。

先日、山田の百次兄さんに誘われてゲスト出演致しました。劇団どくんごという所です。恥ずかしながら今まで知らなくて、でもコアなファンが多数いて東京公演はほぼ売り切れという、凄い所です。3ヶ月かけて作品を作り、9ヶ月かけて全国を回るのだそうです(確か)。テントを建てての野外劇で、東京では井の頭公園、ジブリ美術館のすぐ裏手で公演しております。

ももさんが書いた作品もめちゃ面白くて、僕は遠い星から寿司修行に来てついには地球に店を構えた宇宙人の板前役でした。何のことでしょうね。

そして何より、本編がめちゃくちゃ面白い!!野外を生かした演出がすげー衝撃だったし、シュールな話もあれば哲学的な話もあり、なんか泣けて、中毒性のある内容でした。役者さんが皆強いんです。うまいとかきれいかわいいかっこいいじゃなくて、強い。ハートも届ける力も凄かった。自分がいかに脆弱に芝居やってたか思い知らされました。

そんでなんか思ったんだけど、世の中にはこんな形もあるのかーって、自分が凄く小さい世界でものを考えていたんだなーって。好きなことをしたいからこの世界にいたのに、全然楽しんでなかったなーって思いました。世の中の当たり前の在り方に自分を合わせて、随分窮屈な思いをしておったなと思ったのですね。この出会いに感謝です。色々、決意出来ました。

それからもいっこびっくりしたのは、その劇団を大学の同期が結構観に行ってて役者さんとも知り合いだったり、僕が前に共演した子とどくんごの役者さんが大学の同期だったり、箱庭を観てもらってたり(恥ずかしながら打ち上げでも話してたのに忘れてしまっていたり)、全く関わりがないと思っていたのに実は繋がってたことでした。こういうのが楽しい。知らない人と会うたびに、自分の中に世界が増えて、やれることも感じることも考えることも変わっていきます。それが実は自分の歩いてきた道とちょっと繋がっていたりすると、なにか一つであったはずの世界が一気に大きくなって近くなって、変な感覚です。

今年は去年と比べて関わる舞台の数は少なくなっているんだけど、新しい人に出会う数は多くなっている気がします。財産になればいいな。先日終演した『谺は決して吼えない』も新しい出会いによって得られたものだからな。お客さんに台本たくさん買ってもらったんです。それもある意味新しい出会いですよね。みっちーとようへいに感謝です。

『谺~』を書き終わった後はもう何も書けないと思ってたんだけど、また色々書きたいことが出来てきました。『静かに、世界。』ってタイトルの話を思い付きました。聴覚過敏で完全防音の部屋に住む女の子の話です。いつか書きます。誰かもう書いてるだろうか。

今まで色んな場で偉そうなことを抜かしてきましたが、僕がちゃんと認められなければ遠吠えでしかないんですよね。何を語ることも出来なくなりそうだ。でも頑張ろう。遠吠えでも届くまで頑張ろう。無音ではないからな。

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