穏やかな時間のための映画。


どうも、須貝です。

最近体調を崩し気味。具合が悪くなる度に健康な状態という奴がいかに幸せかと思い知ります。
まだ治れば戻ってくる内はいいですが、悪くなったら二度と良い状態には戻らずにその病気と付き合っていかねばならない人もいるんだから、それを考えれば…いや、どっちにしろ辛いな。

さて、最近やっとずっと観たいと思っていた映画を観まして。北欧がフィンランドを舞台にした物語、『かもめ食堂』でございます。今さら?と突っ込まれそうですけど。

僕、前に好きな女性について書いたことがありますが、小林聡美さんがかなりタイプであるということに気付きました。好きな女優と言われると大体自分と同世代近辺の人を挙げていたのですが、驚きの発見であります。

で、『かもめ食堂』の小林さんもやっぱり素敵な小林さんでした。片桐はいりさんももたいまさこさんもとっても素敵でした。おかしくって、でも何か無理したり外れていたりするわけでもなくて。

元々あまり日本の映画って観ないのですが、以前ここでも書いた『茶の味』を観た時にも思ったこと、日本の映画はなんだか「この世界観にいつまでも触れていたい」と思うことが多い気がします。まぁ観ている絶対数が少ないんで何とも言えないっすけど…。

『かもめ食堂』を取り巻く世界が、フィンランドという国の持つおおらかさが映画の雰囲気と相まってとてもいい感じです。店も店の家具も食器も小物類もとても可愛らしくてこじんまりしていて無理していなくて。うらやましい。

『かもめ食堂』の最初のお客さんの男の子と小林さん、片桐さんの掛け合いがとてものどか。ご主人に逃げられた女の人ともたいさんの掛け合いも、違う国の人間だなんてこと、気にすることも忘れるほどのおかしさです。とても素敵な時間が流れていますね。

「ゆっくりとした時間」を過ごすためにはただ「時間がある」だけではダメなんだなぁということを思い知ったのでした。何も無い日はゴロゴロしているだけの自分です。

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