フランス旅行記・その10


どうも、須貝です。

本番を終えてしまったら後は本当にひたすら街の散策と、お土産探し。後は他のお芝居を観たりしていたんですが、同じく本番を終えた韓国チームとのお散歩会というものがあって(ほのぼの)、それも楽しかったですね。

そこで韓国の雲鐘(ウンジョン)という奴と仲良くなったんですけど、彼もイケメンで超いい人。いい芝居するんですね、彼も。お互いたどたどしい英語で会話しながら、街中を走る川のほとりや市街地をぶらぶらします。

柿の皆さんは、急遽来られなくなったフィリピンチーム(ビザの関係で)の代わりに最終日の公演を行うことになり、再び稽古。おかげで時間的に観ることが出来なかった僕らも観ることが出来ました。

歩いていると、街の中に広場を発見。人々が集っていたり、どこからともなく音楽が聞こえたりと、いい感じの広場だったんですけど、気が付くと韓国の方々がフランスのポリスに何やら話しています。かと思うと、徐に準備を始めます。何すんだろーと思っていたら、太鼓を打って舞を舞い始めました。許可を取ってたんですね。

これは彼らのお芝居の中でもやっていた伝統的な踊りと歌らしくて、続々と人が集って来ます。僕も改めて、思わず見入ってしまいました。何か一芸を持ってるとこういう時に強いなぁと思ったのでした。うらやましいぜ。
通りがかったフランスの人に、「これって何なの?」って聞かれたんですけど、片言のフランス語と英語で何となく説明。僕も韓国の人だと思われてるんだろうけど、僕も詳しくは知らない…。

何かその内僕らも誘われて参加しちゃって、適当に歌なんか歌っていたら、現地の大学で演劇を学んでいるフランスの学生さんたちが寄って来て、急遽エチュードやらシアターゲームやらをすることに。街のど真ん中で…。公衆の面前の広場で…。ここに来てやっと旅の恥を掻き捨てられたのでは?刺激的な体験でした。

夜は柿の二回目の公演を観ます。最っ高に面白かった…。日本人でこの公演を観たのが三人だけって、物凄いプレミア感ですが、柿ファンの人、すいませんね。この公演は日本でも観たんですけど、日本では日本の面白さがあって、良かったですね。

それで、全日程終了。長かったフランスの旅もおしまいであります。閉会式という名の軽い立食パーティーで連絡先を交換。なんだか名残惜しいですね。留学生の方々にも非常にお世話になりました。地元のチーズフォンデュ屋さんに連れて行ってもらったり。これがメチャメチャうまくて、今までこんな美味いもの食ったことねーぞ、っていう、人生でベスト5くらいに楽にランクインするほどで。あまりにも食べるのに夢中だったから、デジカメに何も記録が残っていない…また行きたいなぁ。

お世話になった方々と別れ、空港へ。オウルヴォワール。帰りのTGVで可愛らしいアメリカ人の留学生とその友達の方々と一緒になって、ちょこっと交流。異文化交流最高だぜ。
帰りの飛行機は心置きなく酒を飲んで、すぐダウン。ほとんど寝てしまっていましたね。気が付いたら成田です。ただいま、日本。

まぁ総じて、なんだか色々あり過ぎて、気が付いたらこんなに書いてしまっていましたが、確実に人生観が変わった旅行でしたね。ほんと、一冊くらいだったら本書けるかも。また行きたいなぁ。

とりあえず、日本はゴミゴミしていて、美男美女が少ないなぁ…と、暫くはヘコみにヘコんでいたのでした。永住してー。

~おわり~

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