書きたい。


どうも、須貝です。

調子に乗って連発します。書ける内に書いとかないとね。

今、自分の中の書きたい熱が凄いことになっています。それに則って、書いています。
三月の末にフランスから帰って来て、次の公演が七月だもんで、少し暇になりました。毎日働いてばっかりいますけど、自分は働いていてもフラストレーションしか溜まらないので(社会人としては致命的)、それを今書くことにぶつけている気がします。

このブログを始めたおかげで、自分の書くということに対する考え方も姿勢も、もちろん書くものも変わった気がします。

さっきセンチメンタルに吹かれて一番最初に書いたブログやら最初の方の記事やらを見ていたのですが、なんだかこそばゆいですね。そしてすげー更新してますね。真面目でしたね。そして自分は、この三年間でどう変わったのだろうと、考えてしまいました。

今まで三百を越える文章をここで書いているわけですが、その鍛錬?になっているかは分かりませんが、鍛錬が、何らかの形で結ばれればいいなと思っていて、ブログで書く文章はあまり変わっていなくても、自分が個人的に書いている文章は、少しずつだけど、良くなっていっている気がする。

そんな、少しだけの自信と、努力で、まだまだ筆を折らずにいられる。

後はどこかで発表の場を持てれば、と思っています。ブログだけではなく。

毎日が、自己反省と落胆と希望の繰り返しです。残念ながら、僕は、作品は平和の中からは生まれないと思っていて、表現があるのは、そこに怒りや不安や悲しみがあるからで、満たされている人は表現に携わらないと思うんですね。そうではない場合も絶対にあるんですけど。

だからこそ凄く不安で、自分が役者としてやっていくと、一生苦しみ続けることになるのではと思ったりしていたんですね。このままでは自分はきっと幸せにならないだろうと確信してしまって。でも、ようやくそこから脱しつつあって。

やるしかない。生きるためには、書かなければならなくて、書かない人生は、それが仕事として成立しようがしまいが、僕の人生ではないんですね。書くことで生きているんですね。

あだち充さんの「H2」が好きなんですけど、その中で、「比呂(主人公)ならプロでも草野球でも楽しく投げそうね」みたいなセリフがあった気がするんですが(うろ覚え)、それ、凄く分かるんです。

昨日柿のれおくんとも「書きたい熱」の話をしてて、れおくんが来年の三月頃に作・演出の公演をやるかもって聞いて、「うおーっ」って思ったんですが、僕もちょうど戯曲を書いていて、それを年内くらいにやれればなぁと考えていたので、「うおーっ、お互い頑張ろうぜ!ってか俺を出してくれ!俺のに出てくれ!」ってすげー思ったんですが、またそれは別の話。

自分は、昔より、柔らかくなった気がする、多くのことを出来るようになった気がする、多くのことに気付けるようになった気がする、それでも、役者も書くことも、まだまだ。これだけ先が見えなくて、挑戦し甲斐のあることは、他にないかもしれない。少なくとも僕にとっては。

そう思った時に、いいこともなくて、幸せにもなれない最低の人生だって思っていたけど、なんだ、充分幸せじゃねーかと思って、楽になったのでした。

生きていると、書けるんだから、生きているってのは幸せですわ。

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