どうも、須貝です。
稽古が始まって二回目を迎えたというのに、帰郷しています。正確には、今日帰郷致しました。久方ぶりの帰郷で、さらに久方ぶりの鈍行旅行です。疲れたー。
朝10時半に新宿を出て、18時に到着。約八時間かけて行きましたけど、もっと短かったような気がします。結構寝てたからね。飛行機に半日いたことを考えれば、ずっと快適だと思いました。
どんどんと心もとなくなっていく風景を見ながら、何だか、帰る前はそれを切望していたのに、近付くに連れてそこが自分の慣れ親しんだ場所ではない気がしてきて、不安になりました。天候のせいでしょうか。
東京に六年住んで、その間ずっと故郷に近い所に住みたいと願い続けてきたのですが、下手に六年も住んでしまったせいで、自分の中に違和感が生じてしまったようです。
故郷は、帰ってしまえば故郷だと思っていたんですけど、それは変わらないんですけど、自分と故郷の関係が少し、変化したような気がします。
去年から立て続けにお芝居をしていて、年末からこの間のフランス旅行までがそのピークだったのですが、やっと一段落して、七月の本番に向けての稽古が本格化する前にと思い、逃げるように帰って来ました。言い方は悪いですが、本当に気持ちは半ば逃げるようで、時間を得るために帰って来ました。だから、何も予定は決めていません。
思うに、何の予定も無くいていい場所こそ、故郷であるような気がします。
天気が悪いのが唯一の気がかりですが、充電して、七月の公演に向かいたいですね。