お祭りの国。


どうも、須貝です。

九月に入って土日はお祭りラッシュのようで、東京の各地で神輿を担いだ一群に出会います。と言っても東京では年中お祭りをやっていますけどね。

自転車で外出することが多いのですが、法被を身に纏った老若男女と、煌びやかな神輿、交通整理をする警察官の方々、見物の方々、東京が普段とは違った姿を見せる瞬間です。

早稲田のお祭りでは馬まで行進に加わっていました。糞が道路にボロボロ落ちていてびっくりしたけど。

コンクリートの建物や整備された道路を車がビュンビュン行き過ぎる中を行進する祭りというのが何だかずっと慣れなくて、自分からこういったお祭りを見物にも行ったことのない僕ですが、三社祭くらいは見ておかないとなぁと毎年思います。いつも終わった後にですけど。

元々人の多い場所が苦手だから、それも祭りに参加しない一因となっている気がします。

僕は世界の祭りや日本国内の祭りというものに全く詳しくはないんですが、それでも日本は祭りが多いなぁという気がします。町内会ごとに祭りを行っているからということもあるし、単純に「~祭り」と名の付く行事が全国的にも多いですね。

元々日本は独立国家の集りだから、その国ごとに独自のお祭りがあったわけで、似たものはあれど国の数だけ祭りがあったわけで。

さらに東京は江戸の頃に参勤交代があったせいで、各地の大名がお国の祭りを持ち込んだために多種多様な行事が残っているようです。なるほどね。

地方から移り住んで来る人も多かったろう江戸は、人々が一つのコミュニティを作るために、お祭りのように皆で一緒になって騒げるものが必要だったのでしょうか。ストレンジャーだった人も、この祭りに参加することで徐々にその町の人になれたのではないかという気がします。

さて、今はどうかというと、観光化したことで少し意味合いは変わってきてはいるんでしょうが、僕のような地方から来た人間も一度は見てみたいと思っちゃうわけですから、東京という一つの地域に根付くという意味では、その役割は変わっていない気もします。

もう東京にやって来て五年。せめて何か見に行ったら、もうちょい東京都民になれるのかしら。まぁならなくても別にいいとは思うけど、せっかく自分が住んでいる所だから、もっと好きになったって悪いことではないでしょう。

東京以外でも、ねぶたや竿燈やだんじりは見てみたい。神楽も見てみたいですなぁ。あれしたいこれしたいばかりが溜まっていって、破綻する前にちゃんとやりたいことやらなきゃ…。

面白祭りがあったら教えて下さい。

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