正しい休日の過ごし方。


どうも、須貝です。

休日の過ごし方と言えば専ら家で寝て食べてひたすらダラけるか、掃除をするか洗濯をしている僕ですが、最近少し様子が違ってきました。

自転車を新調した関係で少し遠出することが多くなっています。有楽町まで行ったことは前にもここでお話しましたが、この間は東京タワーまで行ってきまして、タワー自体には登っていないのですが(じゃあ何しに行ったんだって話ですが)、夜空に立つ東京タワーの姿をただ見に行きました。

僕は皇居を右側に見て進む内堀通りが何となく好きで、綺麗な噴水のある公園があるんですが(なんて名前かは忘れましたが。有名なのかな?)、そこに立ち寄ったり、ジョギングする人たちをぼんやり眺めたり、真っ直ぐな通りをひたすら漕ぐのも好きで、お堀があるからなんだか空気もすっきりしているような気もします。

その通りのずっと向こう側に東京タワーがすっと立っているのなんか風流すら感じるような不思議な光景。それが夜ともなるとまた素敵です。
遠くから見る東京タワーもオツですが、真下から見上げる東京タワーもまた違って面白いですね。何となくガンダムっぽいです。

そんでついこの間は我が地元・中野の哲学堂公園に行って参りました。六年住んでて初めて行ったんですね。ここ、意外と最近(といっても1904~1912年の間に完成したので百年は前なんですが)のものなんですね。もっと歴史が古いのかと思ってた…。

元々、東洋大学の創設者である哲学者の井上円了氏が私財を投じて作ったものなんですが、その最初の建造物である四聖堂にはソクラテス、カント、孔子、釈迦が祀ってあります。まさに哲学堂。出来たのが近代なだけあって、かなり国際的です。

園内には彼の哲学思想に基づいて建造物が作られ、池や道や生垣などにまでその片鱗を窺わせる名称が付けられています。三祖苑という石碑のような所があって、黄帝、足目、タレスが祀ってあり、三つの石版にそれぞれの似顔絵が書いてあるのですが、それがなんだか奇妙。

基本的に園内の石像やレリーフはどの時代にも属さない妖しげな雰囲気プンプンでした。強いて言うなら中世のヨーロッパっぽいです。日本のタイガーバームガーデンみたいな感じかなとも思いましたが、あんなに変ではありません。あしからず。

宇宙館という正面の構えに対して建物自体が菱形になっているかなりサイバーな建物や無尽蔵という蔵や(上手いこと言った)、お腹に灯篭を仕込んだ狸の石像の狸燈など、面白いものがたくさんです。きっとユーモアのある方だったんですね。

緑の中をブラブラと歩き回った後(これが結構アップダウンも激しく、石段もあまりちゃんと舗装されていないので大変なんですが)、下界に降り、一路中野ブロードウェイ付近に移動します。

時々行く安い居酒屋があるんですが、そこでビール(中ジョッキ180円)を飲んで帰りにラーメン一杯ひっかけるというおっさんみたいな行動を取ります。おじさんたちがこういった瞬間を心のオアシスとして一週間働く気持ちがよく分かりますね。

もう午後五時くらいからお酒を飲み始めるだけで幸せですね。一人で飲み、自分のペースで好きな物を頼んで隣や後ろのお客さんの話に耳を傾けているのも、凄くいいです。

…って言うとすげー寂しくて寒い奴みたいに聞こえますが、まぁ実際そうなんですが、人とも飲みますからね、一応。でもB型なんで勝手気ままにするのも好きです。

次の目的地は上野。上野公園に行って美術館も博物館もアメ横も回り放題です。楽しみだけど、暫く休めなそうだな…。

Previously