どうも、須貝です。
ついに明日本番です。日付変わってもう今日ですが、今から約17時間後に、カスガイの初めての幕が開きます。
思い返せば、一回きりの企画公演のようなものを除けば、団体の旗揚げ公演に関わるというのは初めての経験なのかもしれません。
物事が、例えばお芝居が、作品が、団体が、立ち上がっていく時の昂揚って、それにしかない独特な物で、他の何かで代用出来ないものなんじゃないかと思っています。
劇場に入ってから思うのですが、れお君が名付けたこの「カスガイ」という団体のお芝居のために、たくさんの人たちが関わって一つになって作品を作ろうとしているということに、ああ、だからカスガイなんだと思って、人が繋がるとそこにエネルギーが生まれて、その繋がりでまたエネルギーが生まれて、良い方向に良い方向にと転がっていくものなのだと思いました。
全員が紡ぎ上げるものの一端を担うということは、プレッシャーでもありますが、喜びでもあります。ここでやんなきゃ男じゃないぜ。もうウダウダ言ってる場合じゃないぜ。
いつも思うことですが、僕はお芝居をしていなかったらこんなにたくさんの人と交流を持たなかったでしょう。一人で一人の世界に篭っているだけだったでしょう。今の自分でもなかったでしょう。
誰かと分かち合って産まれる瞬間の中では、自分が自分であることの証明なんか、どうでもよくなる。
あー、どうしてこんなに辛いのに、どうしてこんなに愛おしいんだろう。
どうしてこんなに泣きたい気持ちになるんだろう。
僕は最近思うんだけど、
僕は人が好きだ。
人が作るものや、出来ることを信じている。
ベタベタするのが好きなわけじゃないし、目を覆いたくなるような、唾棄すべきことだってあるけど、
それでも人を信じていたい。自分を信じていたい。
どんなに苦しんでも、諦めそうになっても、人を愛したい。
別に難しく考える必要もないけど、
愛さないよりは愛した方がいいはずだし、信じないよりは信じた方がいい気がする。
何だか今の気持ちを全然上手く言えません。すみません。
僕の周りには、僕が逆立ちしても敵わない人ばかりです。僕には、それが凄く幸せです。
とにかく、行ってきます。