凄い建物。


どうも、須貝です。

今月は知り合いが方々でお芝居をしていまして、普段月に二本くらいしかお芝居を観ないんですが、十本ほど観ています。

映画も、数えてみたら今月もう二十本くらい観てました。なんかもう、充電は充分な気がする。

それで、23日に赤坂レッドシアターにてイキウメさんの公演を観に行きまして、自分も七月にレッドシアターに入るので(出演ではありませんが)、自転車で行ってみようと思い立って行ってみました。

驚いたんですが、中野のうちから赤坂まで三十分で行けるんですね。赤坂で豪遊しても大丈夫ってことだ、財布以外は。

で、外堀通りを進んで行くと道が二又に分かれていて、そこに急に凄く日本らしくない建物が現れてびっくりしました。

ヨーロッパにでもありそうなそれが急に東京のど真ん中に現れて、何じゃこりゃと思っていたんですけど、後で地図で確認したら迎賓館でした。あんな建物だったんですね~。

一度でいいから迎賓館でやるパーティーに出たい。ってことは国賓級のVIPにならなければいけないということなんですか?どうすればいいんですか?誰か教えて下さい。

東京ってほんっとにおもしれーなとニヤニヤしながら赤坂に着いたら、赤坂は赤坂で面白い。時間が夜だっただけに、高級車が路上にずらりと並んでいて、その近くには運転手なのか用心棒(?)なのか、普段どんな生活してるのかよく分からん人たちが立っているのでした。

車はセンチュリーばっかりだった。うーむ。赤坂の料亭。行ってみたい。

それとはまた別に、日曜に東京都美術館でやっております「日本の美術館名品展」を観に行って参りました。

海外からやって来る企画展ばかりで辟易していたので、今回のこの企画は凄く支持出来るというか、絶対にやるべきだといつも思っていたものだったので、期待を込めつつ観に行きました。いや、期待を裏切らない内容でしたよ。

地方の美術館は、「この画家の作品を集める」とか「この時代のこの国の画家の作品を集める」とか、そういったコンセプトの許に作品を収集するものなので、ある分野において素晴らしいコレクションを持っていて、それを美術館の売りにしているので、そこから来る名品はやはり名品なんですね。

西洋画もあれば日本の洋画もあり、日本画もあれば彫刻作品もあって、多彩な展覧でした。

特に、エゴン・シーレの描いた肖像画は、人物から青い炎のようなオーラが立ち昇っていて素晴らしい作品でしたし、オディロン・ルドンの『ペガサスにのるミューズ』はシルクスクリーンのようでメチャメチャ格好いい作品でした。百年前の絵ですよ。

僕が凄く好きな絵も観られました。村山槐多の『自画像』。凄いっすよ。血の色に似た赤が生命力を溢れさせていて、強い絵です。

ユトリロの路地の絵は、是非消失点の向かい側、斜め左から見てみて下さい。街角に立っているような気分になります。

とにかく素敵な展覧会でした。もう一度行こうかな。7月5日までやっているので、時間のある方は観に行ってみて下さい。

写真は、今、表参道でベネトンとパナソニックのコラボイベントとして、ショウウィンドウの中で生活しているホチキス村上直子さんと、本気でマネキンが動いていると信じていた少女です。

31日までホチキスの皆さんが代わる代わる生活しているそうなので、暇な方観に行ってみて下さい。とにかく外人と子供のリアクションがいいです。

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