鎌倉逃避行2。


どうも、須貝です。

なんだかいつものように体重が元に戻りません。ヘッダ・ガブラーの稽古&本番期間で、多分2、3キロ減ってしまったんですが、終わった直後に夏バテになってしまい、なかなかご飯が食べられません。ある一定量食べると気持ち悪くなります。どうにかしたい。

ま、放って置いても戻るんだろうけど。

そんなこんなで鎌倉旅行の続きです。でもそんなに書くことありません。ぼーっと過ごしたので、あまり印象がはっきりしていません。

とりあえず、一人で旅行やら遊びに行く時は、「自分がしたくないことは絶対にしない」というポリシーを持っています。

食べたい物を食べ、行きたい所へ行き、観たいものを観ます。

それは別にいつもよりいいものを食べようとか粋なことをしようとかそういうことではないんです。ただ単にしたくないことはしないというだけなんです。

まず鎌倉に着いてホテルに入り、海に行きます。ちょっとだけ泳ぎます。一人っきりだから物凄く目立ちます。半分変質者扱いですが、前に箱根に行った時にも経験済みなのであまり気になりません。

適度に泳いで、後は砂浜でずっと本を読んでいます。缶ビールも飲みます。疲れると寝ます。それを何度か繰り返して、日が落ち始めてきた辺りで帰ります。したいことだけしてます。

部屋に帰って寺巡りの計画を練ったり、台本を書いたり、書きかけのものを書き継いだりします。が、基本ダラダラです。何も考えてません。

食べる物も、食べたい物を食べようと思っていたんですが、食べたい物食べたい物と思うと、自然とあまり高くないものを選ぶようで、貧乏が骨身に染みているようで好感が持てます(自分に)。

小金持ちにはなれても大金持ちにはなれないでしょうね。

友達ん家のご飯みたいなアットホーム過ぎる定食屋さんとか、こんな所にまでカフェが、という辺鄙な所にあるカフェとか、丼料理メインのカフェとか。

ってか鎌倉はカフェが多い。「鎌倉×カフェ=オシャレ」という、オシャレのゴールドラッシュが起こっているんですね。オシャレのインフレが起こっていますよ。

その、辺鄙な所にあるカフェっていうのが、先日書いた覚園寺の近くにあって、とても優しそうなお兄ちゃんが一人で切り盛りしてました。いつもは奥さんもいるらしい。お客さん意外といてびっくり。

写真はそのカフェのベーグルとカフェモカ。

鎌倉の人は、結構話し掛けてきます。

頼朝さんのお墓を参った後に地図を見ていたら、パジャマ姿のおばちゃんに捕まりました。「そこにある小学校が鎌倉幕府だった場所なのよ」などと、さらっと薀蓄を披露してもらったり。

ありがたいけど、薀蓄を披露する前に格好を気にして欲しい。仮にも僕は観光客なわけだし。

かと思えば、寿福寺をお参りしていた時なんですが、ハーパンだったため蚊にたくさん刺されました。
で、「痒いぜ」と思って足を触っていたら、急に背後から、「蚊がいるんだよ」とおっさんの声が。

自転車乗りの格好(クロスとかロード的な)をしたおじさんが立っていて、なぜか口調はちょっと怒っている様子。

「蚊がいるんだよ」なんて、正直言われなくったって分かっています。なぜなら刺された張本人は僕なわけだし、僕だって一応二十四年生きているんです。

ハーパンであることを怒られたのかなぁとか、仏様の前で蚊なんか気にするなということなのか、単に不器用なのか、全く分かりませんでしたが、僕も、「そうですね」とだけ言って逃げるように帰って来ました。

寺巡りの合間に、doisというコーヒーの?お店に行きました。そこでタンブラーを買いました。三色あって、どれにしようか迷ったので三つとも購入。美味しいアイスコーヒーをご馳走になりました。扇ヶ谷(「おうぎがやつ」と読むらしい)という所にあります。

稲村ガ崎の「R」という古家具のお店にも行ってみました。椅子が可愛かった。

鎌倉で過ごす最後の夜に、夜の海を見に行きました。

夜の海が好きです。怖いけど、確かな存在感があって安心もする、不思議な気持ちになります。

高校生のカップルと、何組かの親子連れと、大学のサークルらしき一団が。彼らの声と、後は波の音。僕は一人です。

なんだか、平和な気持ちになりました。

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