自信。


どうも、須貝です。

明日の19:30、遂に箱庭円舞曲第十四楽章、『とりあえず寝る女』が開演します。ドキドキです。

突然ですが、僕はこの話が好きだ。まだ初日を迎える前からこんなに面白いと思える作品はない。この作品が、とても好きだ。観なきゃ勿体ないと思う。心から、自分の大切な人たちに観て欲しい。

今回の話、あまりたくさんは語れないけど、「家」の話であり「母親」の話である。なんだかその時点で好きなのである。

今の自分がある。のは、自分が自分の両親の許、兄弟と共に育ったという素養があるからで、役者をやり、自分と向き合う(より深く)時間が多くなるにつれ、家や、父や母や、兄弟たち、親戚の人たちのことを思う。人との巡り合いも運、家族との出会いも運なら、僕は幸運だ。うちの両親以上の両親は、ちょっと思い当たらない。今自分の周りにいる人たち以上の人たちのことも、ちょっと思い当たらない。

その上で、現状に満足せず、さらに上のことを考え続けられるのは、これもまた幸運なことで、まだまだ、もっともっとと、突き詰めれば欲はなくなることはない。

今は、人生を楽しめない理由がない。もっともっといけるぞ。

十年前の自分が今の自分を見たらどう思うだろう。予想と違うだろう。少し失望されるかもしれない。しかし十年後の自分が今の自分を見たら、よーしやれやれってきっと応援してくれる。それならいいやと思う。

好き勝手やらせてもらってます。やりたいことをやって生きさせてもらってます。僕はその恩を、ちゃんとこの作品を観る人たちに返したい。

涙が出るほど、たくさんの人に感謝してる。恋愛感情じゃなくこんなにたくさんの人を好きなのも、よく分からないがあまりないことだと思う。気持ちの悪い理想論や甘ったるい思想や希望やきれいごとや、そういったことともまた違う、と思いたい。例えそうだったとしても構わない。自分の気持ちを否定する理由も意味もない。僕がそれが好きだと思えるならそれでいいと思う。

そんなごたごたをすべて抱えて、明日も劇場で生きます。行きます。

お待ちしてます。

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