話したいこと。


どうも、須貝です。

最近ブログを書く頻度が高いのは毎日毎日色々なことを考えているから。話したい!!この気持ちを言葉にしたい!!ぶつけたいー!!脈絡なく書きます。

○起きてから寝るまでの全てを演劇のために使っているような気がするこの頃、感覚が開きっ放しな感があります。感受性が鋭くなってる。ちょっとのことにも心が動く。考え込む時間が増える。体が空気の流れを感じ取れるようになってきている。周囲を恐ろしい速さで時間が流れていく。

○気付いたこといくつか。僕の人生は僕のものなので、僕は僕の幸せのために基本生きているっぽい。自分の人生を豊かにするために演じ、それを通じてお客様の人生も豊かになっていただけたら多謝。日本の演劇のことを最近よく考えていて、自分がよりよく演劇やっていくために、もっとこうなったらいい、日本こう変わってくれたら嬉しい、ってか変えたい、と思う究極の自己中。でも僕は、僕を通してでしか世界に触れることが出来ない。僕は僕以外の何者にもなれない。たどたどしいコミュニケーションで触れ合う中、そのことを強く思う。自分から目を逸らしては生きていけない。

○他人と繋がろうと思うのは、何かを埋めるためらしい。最近そういう感覚を強く抱いてます。自分の中にないものってわけでもなく、目の前のその人に足りないものってわけでもなく、どうやら僕とあなたの間には不完全な形の球体があって、そいつを埋めるために言葉や意思や表現があるらしい。劇中にて会話が上手く成立している時、僕は自分が大きな球体の中にいるようなイメージを強く抱きます。薄く黄色い穏やかな球体。そいつが客席にまで及ぶと、その芝居は役者のものだけではなくなるらしい。

○役者が舞台上で感情を表現しきるのは危険なことだと思ってます。発散は楽だけど退屈。我を失うのも危険。究極の理想形は、狂っている自分を正確無比にコントロールする自分がいること。最近その感覚が掴め掛けてきているような気がします。暴走する自分を乗りこなす感覚は、暗闇の中を全力疾走する感覚にも似ているし、ビルの屋上から下を見下ろす感覚にも似ている。突き飛ばした自分を落下寸前で抱き止めるような。

○僕が出来ると思ったことが、僕に出来ないはずがない、と思う。

○大好きな人たちに上手く気持ちを伝えられない。裏切られるかもとか勘違いかもとか心の底で思ってしまうからでしょうか。人間には色んな感情があって、そのどれかによって自分は愛する人に傷つけられたり拒絶されたりするかもしれない、なんて思ったり。人間の全ての感情を感じてみたい。自分が役者をやっている理由が最近分かってきた気がします。興味があるんです。人間の陥る状況やその時に抱く感情に。もっともっとたくさんの感情を理解できたら、もっともっと素直になれるかも。誰かを理解出来るかも。

○今日の稽古で、自分の根源的な感情に触れた。多分それは知恵を持った動物として本能的に持っているタブー意識に関わる感情で、生命を冒涜することは絶対に許されないと思った。この不快感を知ったら、多分人は人を殺さなくなるだろうと思う。無性に誰かと話したくなった。誰かに側にいて欲しいと思った。誰かの背中を抱き締めたいと思った。母のことや、父のことを思った。家族のことを思った。一人じゃないって、誰かに言って欲しくなった。その全ての感情が僕という一人の人間から発していて、でもその感情は僕を取り巻く外界から受けたあらゆる情報に触発されていて、僕の感情は僕の中になく、僕を取り巻く緩い縛りの中の、不透明な空間の中に浮かんでいるような気がしました。

母から、「米沢で似た人を見た!!」という謎のメールがあって、笑って少し安心しました。東京にいるよー!!ありきたりなアジア顔ですからね、中国にも韓国にも日本にも僕っぽい人がいっぱいいますよ。僕を知る人にとってはその人ら皆僕ってことにしといて下さいよ。僕も多分そういう誰かを中心にした、よく似た人たちの縛りの中にいるってことだな。

もし不意に怒りを感じた他人が誰か知り合いに似ていたら、絶対ケンカは起きない気がする。頑張って顔を売って、アジアから諍いをなくそうっと。

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