許される。

どうも、須貝です。

もし僕に神様がいれば、今考えていることを一蹴してくれるような経験を用意してくれる。

もし僕に神様がいなければ、結局僕がこの世界に踏み入ったのはただの憧れだったのだと、僕もいい加減気付く。

どうして今この瞬間にもっと一生懸命になれないんだろう。性格だろうなー。だから仕事も失うのだ。当然の報いだ。

この間の公演を終えて思ったけど、僕が一番演劇に不誠実だ。失礼だ。なぜ自分が舞台に立つことが許されているんだろう。勝手に土足で上がりこんでいるだけか?

やめりゃあいいのにやめりゃあいいのにといつも思うが、それでもやめないんだから勝手なんだろう。

しかし最近の自分は、勝手が過ぎる。許せん。もう頼むから偉そうなこと言うなよ。お前何様だよ。

なぜ自分が舞台に立つことを許されていると思う?

そもそも自分は、舞台に立つことが許されているのだろうか。

自分だからという理由で、自分を許していやしないか?

真に芸術に生きる人に、顔向けできない。今まで僕は適当にやってきたから、そのツケが回ってきた。ちゃんと結果に表れて、差を付けられ始めた。ほれ見たことか。

こんなことを書いていながら、結局一年後も二年後もいけしゃあしゃあと続けているのだろう。

もし一年後にすっぱりやめていたら、その時は本当に自分を褒めてやろう。でもどうせやめない。クソったれが。

何かちゃんとした理由があってやっていると、思い込みたいんだ。

本当は何も考えていないんだ。誰のことも。そんな奴死んじゃえよもう。

あの人が離れていった理由が今なら分かる。

あの人がいなくなった理由も。

あの人が僕を選ばなかった理由も。

僕がこういう人間だからだ。そこにそれ以外の事実がないからだ。

まだ何一つ出来ちゃいないのに、なぜこんなのうのうと生きて来れたのだろう。

25歳。

25年も生きて、何も出来なかった。

もうやめた方がいいのかもしれない。

もしこれを終えてまだその考えが変わらなかったら、本気で考えた方がいいのかもしれない。

残念ながら僕の代わりはすぐに見つかるから。

これを最後だと思って、

頑張ろう。

その先のことは、

とりあえずその後考えよう。

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