早稲田の恋人たち(略してワセコイ)

早稲田大学、特に第一文学部内で今、大きな社会現象が起きている。
それは、「ブ男・カワイコちゃんカップル現象」である。

右を向いても左を向いても、カワイコチャンの隣には、彼氏らしきブ男がいる。チャラ男系、真面目系(チェックのシャツに眼鏡)、電車男系などさまざまだ。
早稲田の女の子といえば、伝統的に才女で美人が多いことで有名である(たぶん)。対して男性陣はといえば、金が無い、目的が無い、単位が無いの三無い運動を推し進めているわけである(あくまで独断と偏見です)。しかし、そんなんだから慶応生に女の子取られちゃうんですよ、と言われていた時代も、いつの間にか変容を迎えていたらしい。

かわいい子が見た目的にダメな男を選ぶ理由は、以下の五つである。(「木村博士の何でも統計学」より抜粋)

1.彼氏が金持ち(ニッポン放送株の約4%を保有)
2.彼氏の内面に惹かれた(彼氏の男気に惚れた)
3.一時の気の迷い(彼氏にフラれた直後など)
4.乱視(彼女も貧乏で眼鏡が買えない)
5.そういう性癖(かえって幸せなのである)

まず真っ先に1と4の可能性が除外される。早稲田の場合、2,3,5のどれかに当てはまるわけであるが、ここで、僕がふと思ったのは、理想のカップルとは何ぞや、ということである。

先日、中村獅堂と竹内結子の結婚という報道が、マスコミとファン(というか俺)を驚かせた。一部のファン(というか俺)はこう思ったはずだ、「獅堂サンには篠原ともえがいるじゃないか!」、と。なんというか意外だったのが、二人の雰囲気があんまり噛み合ってないんじゃないの、と素直に思ったわけである。なぁんか理想っぽくない。本人たちが幸せかどうかは別として、僕らは、自分の基準で、つまり自分的に「理想っぽいか、そうでないか」で、そのカップルへの好悪を決めているのではないだろうか。(関係ない話だが、篠原さんも竹内さんも性格が悪いという噂をよく聞くので、獅堂さんはそういう人が好みなのか、もしくはそういう女難の相があるのだろう)

蛭子さんと石原さとみが結婚したら、誰もがおかしいと思うと思う。要はその基準がそれぞれ違うだけで、時に一般的な基準として共通認識が生まれる場合もあるということなのである。

では、より一般的な理想のカップルとは、どのような人たちなのであろうか?僕が思いつくベストカップルを挙げていこう。

1.反町たかし&松嶋菜々子(個人的には二人ともあまり好きではないが、まぁ理想っちゃあ理想だろう)
2.木村拓哉&工藤静香(結婚当初は木村さんのファンが何やかんや言っていたが、そのファンも黙らせる工藤さんの女房っぷりは流石である)
3.浅野忠信&CHARA(だってCHARAだぜ!?歌うんだぜ!?)
4.高嶋ファミリー(カップルの枠を超えて、理想の家族像)
5.林屋ペー&パー(ある意味)
6.ミッキー&ミニー(文句なし)
7.スパイダーマン&蜂女(虫つながり)

話は早稲田に戻るが、早稲田のカップルがおかしいと思うのは、要はもしかしたら俺だけかもしれないわけだし、本人たちが幸せならそれでいいんじゃないの?と思えるようになった。(段々書くのが面倒になってきた)そう思って周りを見渡すと、案外そうでもないじゃないか。みんな、幸せそうだなぁ…
はっ!!もしかして俺は、自分が彼女がいないひがみでそんなことを考えていたのでは?ナ、なんて傲慢な野郎だ…変わったのは、時代じゃなくて、俺だったのさ…
将来を担う若人たちには、僕のようには決してなって欲しくはないと、心から思う今日この頃である。

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