夏休みの宿題について考えてみよう・中編


2.スマトラオオコンニャクを栽培!!

・まぁ夏休の絵日記なんて所詮アサガオ止まりな訳で、何て言うか言葉は悪いですけどスケールがスモールですよね。
きっと先生方も、「また飽きもせず朝しか咲かねー花の絵かよ!!ちきしょー、もう見飽きたぜ!!ビーッチ!!」などと喫煙室代わりの印刷室で管を巻いているに違いありません。

・そこで!スケールをガガンとビッグに!!広げてナンボの大風呂敷でさぁ!!

・まずこの計画、夏休み期間の一ヶ月やそこらでは達成出来ません。とりあえず夏休みが終わった段階から数年間は最低でも必要です。ですからとりあえず今年の課題は捨てて下さい(再び!!)。勝負は小学校六年生です!!既に小学校高学年の皆さんは仕方がないので留年の手続きを前もってしておいて下さい。

・で、スマトラオオコンニャクって何?って話ですけど、まずは今日のブログの画像をご覧あれ。これがスマトラオオコンニャクです。でかいでしょう!?ギネス公認の世界最大の花ですよ!!(ちなみに正確にはこのでっかいのは花じゃなくて小さな花の集まりである花序とその付属体、そして仏炎苞という部分。単体の花としての最大はかの有名なラフレシア・アーノルディです)

・こいつ、数年に一度くらいしか花が咲かないそうなんですが、もしもこいつを栽培して咲かせることに成功したとしたら、それはもう自由研究なんてレベルを超えて単に研究!!小学校の数年間を学校に通わずにこいつに費やしても意味があるというものです(本末転倒)!!

・しかしまぁやっぱり何をするにもお金は必要。お父さんにお願いして方々から二千万円ほど借金してきてもらいましょう。グレーゾーンも何のそのです!!

・まずはこいつの原産地であるスマトラ島の熱帯雨林に行って種子をゲットして来なければなりません。その際、スーパーバイザーとして藤岡弘氏を雇うのを忘れないで下さい。大体日給二百万円ほどかかってしまいますが、必要経費ですので仕方がありません、快く払いましょう。彼ならば旅のついでに謎の生物も見つけてくれること請け合いです。

・さらに、こいつは熱帯の植物です。かつ花が咲くと強烈な腐臭がするんだそうで、近隣の皆様に迷惑をかけるわけにもいきません。そこで!!ビニールハウスを作りましょう。それには多分四、五百万円くらいかかる気がしますが、僕も専門家ではないので分かりません。その辺りは適当に流していきましょう!!

・さぁ、ついにビニールハウスにこもりっきりの生活になるわけですが(果たしてその必要があるかどうかは不明)、そんな革命児的な試みを始めたあなたに対し、周囲の目線はかなり冷たいはず。昨日まで学友だった子供たちも、一気に手の平を返したような対応をし始めるかもしれません。石を投げられてビニールハウスが破れたり、拾った百円ライターで放火されてしまった時のために備えて火災保険や生命保険に入っておきましょう。

・さらにボディーガードとして再び藤岡氏を雇うというのもあるいは妙案かもしれません。その際時給が七万円ほど掛かってしまいますが、この際必要経費ですので仕方がありません、快く払いましょう。彼ならば子供相手でも本気になること請け合いです。

・さぁ、ここまで準備しておけば後は実行あるのみ!!目指せ、優秀賞(小さい!!)!!

~次回にさらにつづく~

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