闘い、終了。

どうも、須貝です。

昨日、箱庭円舞曲第十一楽章『恋人ができないが、もういい』が無事終了致しました。ご来場いただきました皆様、応援して下さった皆様、本当にありがとうございましたm(__)m

公演期間にして10日間、公演数17ステージを終え、ようやく一息吐いている所です。

今回は劇場入りしてから毎日、自転車で下北沢へ通っていたんですが、おかげで慢性的な筋肉痛、薄っすら日焼けで体重も減りました。役柄らしく、クソ暑い中を駆けずり回る人たちの気持ちが少し分かりました。

本当に、反省点の多い公演でした。

僕は、自分はもっと強い役者だと思っていたんですが、自分が思っていた以上に、自分は弱い役者だったのだ、ということを改めて思い知りました。

精神的にも技術的にも、まだまだ未熟。でも、伸びしろがないわけではないのだ、ということを知ることも出来ました。まだまだいける。

自分の限界はどの辺りなのか、いつか突然それを感じる時が来るんだろうか、なんてことを、考えなきゃいいのに、考える時があります。成長が終わった時に、もう成長しないと気付けるほど、自分はその時客観性を自分に対して持っているのだろうか？

今回嬉しかったのは、毎公演観る度にうまくなっていくねと言って頂けたことでした。自分は、立ち止まってはいない、同じ所にはいない、と、人に言って頂けると、心から嬉しい。

今回の公演、自分としては新しい試み、挑戦をして、それが形になったかどうかは分かりませんが、それに向かう端緒のような物を感じることが出来て、だから、次の出演である柿喰う客、そしてその後の出演であるホチキスの公演が、本当に楽しみです。

その前に劇団員公演もあるんですけどね…。

この公演では、本当に色んな人に支えて頂きました。共演者やスタッフの皆さんもそうですが、お客様からも強い言葉を頂き、助けられました。一人では生きていけない、というよりも、一人で生きていくことなど考えられない、といった気持ち。

一人でだって頑張んなきゃいけないんですけどね。

公演中の朝、自転車で劇場へと向かう道を走っていた時、まだ強くなる前の夏の陽射しがあまりにもキラキラと輝いていて、その全ての瞬間に神様がいるような気がして、泣きそうになりました。自分の生きる全ての瞬間が神様に愛されているような気がして、常に幸せでなくても、それを感じる瞬間があればそれで充分に幸せなのだと思いました。

今公演、お客様の総動員数が1000人を越えました。また、演劇サイトの「CoRich舞台芸術!（http://stage.corich.jp/index.php）」において、注目公演の第一位をいただきました。

本当に、ありがとうございましたm(__)m

今後も精進いたします。