須貝プロデュース~こんなテレビ番組はいやだ~

「面白き 事も無き世を 面白く」。高杉晋作も言ってます。

自分が面白いと思うことがなければ、自分で面白いことやってやりたいと思うのが人の世の常でございます。かく言う私も、様々なジャンルに自らの企画を売りこむべく、日々頭を悩ませているわけで…特にテレビ。テレビでこんなことやってほしい、という妄想が、膨らみ続ける今日この頃です。目指せ、一攫千金、目指せ、女優の嫁さん!

挑戦その一…アニメ

○推理モノ…思えばこのジャンル、「金田一少年の事件簿」や、「名探偵コナン」でブレイク。コナンはいつのまにか単行本が50巻に突入してたし、金田一君の続編がマガジンで始まるらしい。そ、そうか…推理モノは当たる!

「名探偵カツヲ」
~見た目はいその、頭脳はふぐた、その名は名探偵カツヲ!~

・小学五年生の名探偵カツヲが主人公。主に波平、マスオ、のりすけ君の不倫調査を行う。いささか先生とフネの不倫現場を押さえた際には、三日間寝ずの張り込み(自宅だけどね)!サザエと三河屋さんの午後の情事や、波平・海平の夫婦交換疑惑を次々と暴き、少年ポルノビデオ出演で荒稼ぎしていたタラちゃんを改心させた回は、涙無しでは語れない。地味ではあるが、容赦なく罪を暴くその姿に、視聴者は本物の探偵の姿を見る。毎回観光に行った先で人が死んじゃうような、不運な小学生探偵とはわけが違うのである!

その彼も、最愛の妹、ワカメが中島主催の乱交パーティーに参加していたと知り、検挙の手を緩めてしまう。(放送第十五回)再び開かれた乱交パーティーに、意を決して踏み込むカツヲ。しかし彼はそこで、中島と自分が、最愛の女性、かおりのホールブラザーであるという衝撃の事実を知る。悲嘆にくれるカツヲ。怒りから親友である中島に銃口を向けるカツヲ。しかしその前に、ワカメ、早川さん、花沢さんが立ちはだかる。彼女たちは中島の子を身ごもっていたのだ。しかもそこにワカメの夜の友達、堀川君が現れ、事態は混乱を極める。人の業の深さに、人生の儚さを感じるカツヲ。罪を憎んで人を憎まず。結局彼はその場にいた全員を許す。そんな涙もろいところもある人情派の探偵なのである。

挑戦その二…特撮

○特撮…最近は確実に主婦層を狙い、勢いを盛り返したこのジャンル。しかしそんなことでいいのか!?特撮は子供のためにあるんじゃないのか!?世の中は、もっと骨太でマッチョなヒーローを求めているのだ!

「筋肉戦隊 肉レンジャー」
~うなれ筋肉、ちぎれろ筋繊維!~

・配役&設定

○肉レッド(赤身 肉男)
…肉レンジャーのリーダー。チャームマッスルは僧帽筋。もち
ろん演ずるのはマイケル。

○肉ブルー(青井 腎臓)
…冷静なサブリーダー。定期健診は欠かさない。チャーム臓器は腎臓と、切らずに済ませてきた盲腸。演ずるのは歩く健康体、照英。

○肉イエロー(黄疸 太郎)
…おっちょこちょいで遊び人、いつもみんなを困らせてばかりの最年長。しかし最年長だけあって人生相談では的確なアドバイスをくれる。夜になると人格が変わる。もちろん、みのもんたを抜擢。ウィーク臓器は肝臓。

○肉ブラック(蛇井 巣藻太)
…いつ裏切るかわからない、一匹狼のヘビースモーカー。女性の口説き文句は、「俺の肺、君が思ってるよりもずっと黒いんだぜ」。チャーム臓器はもちろん肺。チャームマッスルはヒラメ筋。配役は中村獅堂。この時点でだいぶ配役にばらつきがある。

○肉ピンク(桃山 筋子)
…紅一点。とにかく健康。普段は体育教師をやっている。メンバー中誰よりも健康だが、戦闘能力は皆無に等しい。チャームマッスルは十三個に分かれた腹筋。演ずるのは山形が生んだ名女優、あきたけじょう。

…俺だってこんな番組が売れるとは思ってないさ。しかし、こいつが俺の反骨精神ってやつさ!(履き違え!)

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