ここは東京、三鷹市の端っこにある小さな小料理屋、「失恋レストラン」。
今日も恋に破れた迷える子羊たちが、このレストランのドアベルを鳴らす。
カランコロン。
おっとお客だ、つぶらな木漏れ日ピーチちゃん、見ーっけ(今日は最初から飛ばしていきます)。どうしたんだい、お嬢さん?
「好きな人に二股かけられてた上に、その人妻子持ちだったの…」
はいはい、よくあるパターンだね。不倫の恋ってやつだ。
「年上で魅力的な人だったの…」
可哀相に、泣くなって。ほら、ピーチフィズを召し上がれ。
「お父さん…」
チャパタ!近親相姦かよ!その妻子は君とお母さんだよ!
「パパって呼んでくれって言ったのに…」
パパだけに!
「あんな女に取られるなんて…」
ヌボンッ!君のお母さんだよ!
「あの淫売!」
こらこら、生みの親になんてことを!その末に生まれたのが君だよ!
カランコロン。
おっと、また客だ。ラブリーフェイスな二枚目ガイ、歳は四十後半と見た。かなり遊んでる感じだねぇ。どうしたんだい、オールドボーイ?
「愛していた女に裏切られたのさ…」
ヘイヘイ、苦虫を噛み潰したような渋みがまたキュート。オールドターキーのストレート、俺のオゴリだ。
「みちこ…」
ソーソー、それがあんたをフッたお火傷キューピッドの名前かい?罪作りな名前だぜ。
「みちこのお父さん!」
ノルウェー!あんたも近親相姦!
「よしこちゃん!」
フェイ!知り合いだった!
「辰夫とはその後どうなった?」
「ふられちゃったわ…」
知ってたら止めてあげてよ、ユー大人!
「辰夫…バカなやつだ…平穏を選びやがって」
辰夫正解、あんたバカ!
「初めての痛みを感じたのが彼だったのに…」
おいおい、これ放送コード的にセーフ?
「俺も初めての痛みがみちこだったのに…」
ソイッ!みちこ誰の子!?
カランコロン。
おっと再び来客ベイベーだ。おやおやまだ小さな子供じゃないか。こら、そこの乳飲みボーイ、ここは大人の店だぜ?
「ボク、ママとけっこんしたい」
テルワァーイ!小さい子はよく言うけどね!この流れだと悶々と考えちゃうよ!
カランコロン。
ムムッ、母親らしき人が来たぞ。シメシメ、助かった!
「あっくん、早く帰ってママと一緒にいいことしましょ…」
コラッ!私欲に負けるな!あっくんの未来真っ暗!
「うん、ママ」
セーイ!無邪気に返事しない!
カランコロン。
おっと、今度はパパらしき人影が!
「ゆきえ、この売女!あっくんをキズモノにしやがって!」
そうだ、言ってやれ!
「ひろし!」
あれ?さっきのオールドボーイ、知り合いなの?
「兄さん!」
ソルトッ!兄弟だった!
「お前、俺という恋人がありながら、結婚していたのか!」
悪い予感的中!
「うるさい、この近親相姦好きのゲイ野郎が!」
あんたもねッ!
「シックスナイン」
コラ、あっくん!不意にそんな言葉を口にしない!
「もういい加減にして!」
全くだ!何とかしてくれ、よしこ!
「こうなったら、皆でフリーセックスの国、ヴァチカンへ旅立ちましょう!」
シェルパ!何ポニカ学習帳の知識だよ!
「よし、そうしよう!」
あーあ、ただでさえ国土狭いのに、国民の変態率アップだよ!
「よし、我々も同行しようじゃないか」
父さん!そしてオレ、変態の仲間入り!
ということで次回、ヴァチカン編スタート!(…しないよ!)
…えー、なんというか、誰に止められても、こういう姿勢は崩さないでいきたいと思っている次第です。ひかれてもどんどんタブーに挑戦し続けます。次回お楽しみに!
SECRET: 0
PASS:
楽しみにしてるよ。はやく東京帰ってきてね。
SECRET: 0
PASS:
免許の方もいよいよ大詰めって感じです。
東京帰ったら飲みに行きましょうね~!