武士は刀を、女は靴を。

…ま、毛の話なんですけどね。

武士はどんなに貧乏でも刀だけは立派なものを腰に差したと言います。
そしてイギリスの女性もまたしかり。靴は見事なもんを履くのがレディーだったようで。

ハゲ…それは恐ろしい響きです。

どんなに昔かっこよかった人でも、仕事の出来る人でも、人格者でも、ハゲてしまえば皆同じ、ハゲという屈辱のカテゴリーに分類されてしまいます。
相撲取りは髷が結えなくなったら即引退。つまり体力の衰えと共に、生え際の後退もまた、彼らにとっては実際問題なのです。

今の世の中、男にとっての刀であり、(まさに)髷であると言える、髪の毛。

なんでこんなことを急に言い出したかというとですね。つい先日お芝居のため、生まれて初めて髪を染めまして。染めた当初は「結構似合う~」とか言って喜んでたんですが、冷静に考えると、地肌さんに大変なおいたをしてしまったのでは…とかなり不安になりました。

元々毛も細いし…単位面積あたりの髪の毛の本数も少なめだし…

痛みを知るものはそれだけ優しくなれるのよ(月影先生!は言ってないけど!)!
安心してください、全国のお父さん!そしてバンド少年!僕が対策を考えましたよ!

○明日のためのその一~ウワッ、髪の毛フッサフサ!編~

その一.代用物に頼る。
…世に言うカツラです(ストレート)。しかし!カツラというその響きに、君は敗北を感じはしないか!?そこで男気を見せずに、いったいお前の懐刀はいつ抜かれるんだ!

?毛糸→冬暖かいが、夏は蒸れる。恋人にはその毛糸で黒いマフラーを編んでもらえばいいじゃん!

?ワカメ→食べりゃいいのに。無理しないでサ。打ち上げられた水死体と間違えられるかも。

?猫→飼い猫。四六時中いない。

?カモノハシ→飼いカモノハシ。もはや黒い毛は諦める。いなくなりはしないが、居心地は悪そう。

?マジック→塗る。マジックと命名されたのは、魔法のようによく書けるかららしい。頭皮にもマジックは起こるのか!?(起こらないと思う)

?ケナフ→頭皮という砂漠にも、緑が取り戻される日が来るのだろうか?

その二.ゴマかす。
…もう小細工は一切なしだ!ありのままのお前で勝負してやれ!

?裸の王様作戦→「心の汚い人には見えないんだよ」と、うそぶく。

?実力行使→「佐野さん、最近ちょっと薄く…」と言われた時点で、同僚の頭にマグナムで鉛玉をブチこむ。

?言葉のあや→「俺はハゲじゃない、これはファッションなんだ!」と豪語し、女子社員の支持を得る。

?未来に行く→だってテレビとか映画の未来人って皆トゥルトゥルじゃないですか?

…あぁ、俺疲れてるのかな?後三日で地獄の免許合宿も終わりです。そろそろ田舎に飽きてきました。田舎にいようが都会にいようがストレスは一様。

髪の毛は大事にしよう!

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